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2013.01.19(Sat):冒険
「ああ・・・やっぱりな♂」

彼が見せてくれた会社案内を見て僕はこう思った。

僕は貪欲なチャレンジ精神、冒険心からこれまで数々の修羅場を経験してきました。その中でも悪徳勧誘業者との戦いは熾烈を極めました。英会話スクール勧誘、ネットワークビジネス勧誘、投資勧誘、ギャンブル予想勧誘等々あらゆる勧誘セミナーに冒険にいったのですが、ひやかしでいったもの、半信半疑でいったもの、そして時にはそのチャレンジ精神が仇となり本気で人を信用して裏切られたこともあります。

自分で言うのもなんですがだからこそ僕はもうわかっちゃうんです。もう百戦錬磨なんです。この手の話の嗅覚はすごいんです。もうね、騙そうとするオーラが出ていたら自然とわかっちゃう。


何で僕に近づく人はいつもホモか悪徳勧誘業者かキチガイ婚活女しかこないのでしょうか。


そして今年もまた悪徳勧誘との戦いがはじまった。。。。


話は数ヶ月前にさかのぼる。

僕には親友の次くらいにとても仲のいい友人がいた。名をN氏という。その友人との付き合いは昔からと言うわけではなく社会人になってからで、人間的にもとてもすばらしい方。自分より3歳ほど年上の方で僕はひそかに尊敬のまなざしをおくっていた。

その彼が去年の秋ぐらいから頻繁にイベントに誘ってきた。人が行動を起こすにはなにかしら理由があるんです。なんかおかしいな~。僕の嗅覚が疼き、違和感を感じたが誘いには頻繁に参加した。

誘いに応じ指定された場所にいくとそこには奇妙なコミュニティができていた。


そのコミュニティは一見すると普通の社会人サークルって感じなのだがどのメンバーの話にも必ずといっていいほど話題に挙がる人物がいた。名をA子という。A子は社会的に成功していて経済的に豊かな暮らしをしていた。A子はそのコミュニティではまさに神扱いだった。だれもがすごい、本当に尊敬する、よく相談してもらっていると口々にいうので僕はカルト教団の教祖的な雰囲気を感じてしまった。このコミュニティはやたらと夢をもっている人が多く新しい人を頻繁にイベントに誘ってて人の移動が激しかった。だれもが経済的に豊かになることを望み、脱サラ、独立を志していた。へぇ~意識の高いコミュニティだなあ~と思ったがN氏はわざわざそのA子と僕を会わせようと段取りを進めてくれて頼んでもいないのに妙に積極的だった。このあたりもおかしい、僕の不信感は募っていった。

そうしてA子とも何回かお話したりコミュニティのイベント活動に参加したりと付き合いは続き僕とコミュニティとの関係がある程度できた頃、彼はある日喫茶店に呼び出した。

「僕はA子を師匠にしてがんばっているビジネスがある。これは個人ではなくチームでやるもので●●君とも一緒にがんばりたいからビジネスの話をしたい。」

嫌な予感がした。願わくば僕の予想外れてほしいと思った。

しかし彼がもってきた会社案内のパンフレットを見てこう思ったのだ

「ああ・・・やっぱりな♂」



ものすごいショックだった。

それは僕も知っている悪徳勧誘の代名詞といってもいいくらいの大手の会社のパンフレットだった。

仲のよい友人がネットワークビジネスの勧誘マンになっていたのだ。もうショックで仕方がない。いろいろあのコミュニティには不自然な点があったがネットワークビジネスをみんなでやっていたと考えるとすべてつじつまが合う。A子はこのビジネスの親なのだ。メンバーは子となり新しい人を誘い利益をあげ、その利益はA子にも入っていた。N氏はこのビジネスの仕組みをなんかいろいろいってたがショック状態の僕には全然頭に入ってこない。

あまりにもがっかりしてしまってショックで会話する気にならず、また日を改めて話そうということになったのだがいろいろ考えてみて次に会うときは遠慮なく本音で話そうと思った。例え縁がきれたとしても。

部屋を出た僕の顔は戦いに行く男の顔だった。殴り合いも覚悟していた。なぜこのかっこいい現場を職場のやりまんとかがみていないのか


彼と会い、僕は言った。

「今日は遠慮せずに本音で話します。だからいつもと違う感じで気分を悪くするかもしれません。」

本気だった。僕らは互いの胸に秘める思いを喫茶店で打ち明け口論は3時間以上に及んだ。この手の勧誘にはもうやめろといってもダメなんです。彼らは一種のマインドコントロールをされているからやめさせようとするのは無理なんです。彼らは彼らの考えが正しいと心底思い、僕は僕の考えが絶対正しいと思っている。価値感の違いだからもうしょうがない。

僕は言った

「このビジネスの縁は切りたいがNさんとの縁はきりたくない」

N氏は言った。

「それは僕だって同じだよ。たとえこれで断られてもプライベートでは縁を切ろうとは思ってないよ。

最終的に僕らは思いを打ち明けるものの互いの価値感が足並みをそろえることはなかった。しかしプライベートではこれからも変わらない関係でいようと最後は握手した。

なぜだか妙に涙がこみあげてきた。N氏もどことなく目が赤かったように見えた。

そうして二人涙目になりながら駅で別々の改札口を歩き別れた。

奇妙な友情が生まれた。



昨日の友は今日のホモになったのであった。

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